堀口恭司一回戦敗退(2022/4/23 Bellator 279)

パトリックミックス(Patrick “Patchy” Mix)
身長180cm, 体重61kg,
アメリカ出身, ブラジリアン柔術,
バンタム級2位, 28歳.
vs.
堀口恭司(Kyoji Horiguchi),
身長165cm, 体重61kg,
伝統空手(松濤館)黒帯2段,
バンタム級5位, 31歳.

 

 

 

 

こんにちは、Bellatorのバンタム級グランプリが昨日(日本時間2022/4/23)から開催されました。

 

 

参考:堀口恭司も参戦するBellatorバンタム級グランプリ

 

 

場所はハワイのNeal S. Blaisdell Centerというキャパ8,000人ほどのところで、まあ、満員でした。

 

Bellatorは2日連続開催で、昨日はトフィックムサエフ(バンタム級じゃなくライト級)の初戦が期待されていたのですが↓中止になりました。

 

 

参考:トフィックムサエフも試合中止(2022/4/23 Bellator 278)

 

 

堀口恭司は、RIZIN王者、というかRIZIN代表としてBellatorに参戦したのですが、すでにセルジオペティスにKO負けしています。

 

 

参考:堀口恭司 vs. セルジオペティス(Bellator 272)

 

 

・・・なので、本トーナメントは、元Bellatorバンタム級王者として優勝が期待されていたのですが・・・

 

フタを開けてみれば完封負け一回戦敗退でした。

 

ユナニマスデシジョン(3人の審判全員がパトリックミックス支持 48–47, 48–47, 48–47 )で、判定負けでした。

 

・・・と、まとめると日本のみなさんが激怒するでしょうから、すこしラウンドごとに戦いをみてみましょう。

 

(以下、画像出典はBellatorです。)

 

 

 


1R:寝技地獄でマズイ、とおもう


 

 

1Rで突然、パトリックミックスの寝技地獄に堀口恭司は巻き込まれます。

 

もう1Rで決まってもおかしくない展開でした。

 

ただ、堀口恭司が卓越した技術をみせ、寝技アリ地獄から抜け出します。

 

 

 


2R:得意のスタンディングに持ち込むが・・・


動いているところみれば、
もっとはっきりわかりますが、
すんごい身長差あります。
パトリックミックスは180cmもあります。
大人と子供くらい大きさの違いがある。
覆いかぶさるような感じ。

 

 

 

この1Rの展開で、堀口恭司サイドは、かなりマズイとおもったんでしょう。

 

2Rからは、ものすごく距離をとりまくってアウトボクシングみたいになります。

 

しかし、上掲画像のとおり、ひどく身長差があります(一説によると堀口恭司は165cmぜんぜんない)。

 

パトリックミックスが、また無理して減量しました、みたいな悲壮感ある肉付きじゃないんですよ・・・

 

ぜんぜん堀口恭司を恐れるところもなく・・・

 

正直、この前のセルジオペティス戦より、堀口恭司の劣勢がはっきりしているように見えました。

 

ようするに勝てそうにみえませんでした。

 

 


3R:ふたたび寝技


 

 

3R後半、再び寝技にもどります。

 

試合としては・・・

 

 

堀口恭司が逃げ回って、パトリックミックスが追い詰める(スタンディングだと距離を、寝技だと詰めを)。

 

 

・・・という構図で、私は判定、もっと離れたかもしれない、とおもってます。

 

試合終了後のインタビュー、よく聞いてなかったので確信はありませんが、アナウンサーがパトリックスッピスに、(堀口を)仕留め損ねたようだね、みたいに言っていたように覚えています。

 

 


4R:ふたたびスタンディング


 

 

ふたたび堀口恭司がスタンディングで、アウトボクシングから伝統空手っぽい突っ込みをみせますが・・・

 

・・・もう、その攻め自体が研究しつくされた古い戦法にみえました。

 

現在MMAメディアを漁っていると、あきらかにBellatorの人気が上昇しています。理由は、AJマッキーの活躍あたりで一気に盛り上がった、ということと、あとやっぱり英語圏(言語圏のみならず出場選手が)だからです。

 

OneChampionshipがUFCの次、とおもってましたが、完全にBellatorが世界2位ですね。その位盛り上がってます。ようするに、UFCの良質な2軍、みたいな感じです。

 

そんなレベルの高いところに放り投げられた堀口恭司は、すでに時代遅れになっていたのかも知れません。

 

 


5R:グラウンドで完封


 

 

5Rはパトリックミックスの寝技地獄で、完全に(堀口恭司が)完封されていました。

 

一本取られなかっただけでも大したものだ、という内容。

 

試合終了後も、本人(堀口恭司)は負けを悟ったようにみえました。

 

そのとおり、判定はすべてパトリックミックスのほうに行きました(堀口恭司の判定負け)。

 

 

 


・堀口恭司は次どうするのか?


 

 

私は今回の負けで、堀口恭司の視線が完全に海外に向かったのなら、それは嬉しいことだとおもっています。

 

RIZINがどうのこうの、というのは、すでにわかり切ったことだから鬼の首とったようなことは言いません↓

 

参考:RIZINは世界から注目されていない

 

むしろ57kg以下のフライ級のもうけられているUFCを考えてもいい、という気がしないでもないです。ただ、Bellatorで2連敗した後ですし、堀口恭司自身がUFCを好ましくないとおもっている、というウワサもあります。

 

なので、堀口恭司はしばらくBellator・・・というか次、もう、進退を賭けた戦いになりそうですね。

 

・・・・・

 

それでは、今回はここまでです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。m(_ _)m

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