この試合が流れた。
(出典:AEW)
こんにちは、ヤマガタです。
けっこう面倒くさい話ですね。
陰謀説(Conspiracy Theory)というのがあります。
トランプ前大統領の選挙の頃から流行り出した思想で・・・”実はこうだったんだ!”みたいに政治問題や歴史を修正的に、あるいは自己の立場に都合のよいように解釈する立場のことです。
それでブライアンケンドリック(Brian Kendrick)がやらかしました。
・ブライアンケンドリックによる”陰謀説”
聞いても、なにいっているか、
よくわからないとおもいます。
(出典:David Bixenspanのツイッター)
ブライアンケンドリックといえば、日本のみなさんは、ヒデオイタミに鼻(厳密には眼窩底)をBotchでヘシ折られたクルーザーウェイトのレスラーとして知られているはずです↓
参考:ヒデオ選手のGTSでケンドリック選手が眼窩壁骨折に。その1
そのブライアンケンドリックは、結構2o5Liveで生き残っていて(試合はさせてもらえませんでしたが裏方的なことをやっていた)・・・
直近ではNXT2.o登場も宣伝されていました↓
参考:Brian Kendrick vs. Harland set for next week’s WWE NXT
しかし、WWEからは、なんの説明もなく却下(今回の件が水面下でWWE上層部に伝わっていたのかは不明)。
おそらく、それに不満を爆発させ、ブライアンケンドリックは最近、WWEを飛び出し、AEWに電撃移籍したのでした。
・・・と、ここまでがトップ画像のジョンモクスリー戦が組まれた経緯です。
参考:Brian Kendrick to make AEW debut against Jon Moxley on Dynamite
当然、ブライアンケンドリックとしては千載一遇のチャンスだったのですが・・・
メディア関係者の餌食になったんですね。
上掲画像のDavid Bixenspanというプロレス関係者(こういった恐らくフリーのメディア関係者で注目を集めようとあの手この手をするひとはアメリカでは非常にたくさんいます)が・・・
ブライアンケンドリックの過去の陰謀説発言を掘り起こしてしまったんですね。
・一発アウトだった。
”AEWは、ブライアンケンドリックの陰謀説コメントを
確認しました。たとえ過去のものでも、ブライアンケンドリックの
罪は消えませんし、私たちの団体に彼を許す余地はありません。
すくなくとも今晩のジョンモクスリー戦はナシにします。
代わりの選手は、できる限り早く、お伝えします”
(トニーカーンTwitter)
ブライアンケンドリックの言った”陰謀説”は、ナチス問題、というよりユダヤ人嫌悪(anti-semitic)ですね。
✔ ユダヤ人医師(世界的に有能と考えられている)は、ダメだ。
・
✔ ホロコーストは、ユダヤ人を一掃するものだった。
・
✔ ロスチャイルド家は、ダメだ。
・
✔ シオニズム(ユダヤ人国家建設運動)は、ダメだ。
・・・なぜ、ブライアンケンドリックがユダヤ人嫌悪にいたったのか・・・。
これは偏った読書なり教育の結果かもしれません。
とにかく、それが今回、”陰謀説”の一種として、メディアの格好の餌食になってしまいました。
ブライアンケンドリックは、このまま解雇されるのか。
しばらく注意深くみてゆきたいとおもいます。
参考:AEW pulls Brian Kendrick from Dynamite due to past anti-semitic comments
・
参考:Brian Kendrick pulled from AEW Dynamite due to past comments
ちなみに、ブライアンケンドリックは早い段階で非を認めています↓
参考:Brian Kendrick issues statement after ‘vile’ comments resurface
・・・・・・
それでは、今回はここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。m(_ _)m