【追記アリ】木谷(きだに)元オーナーが新日本プロレスを手放した理由を語る(2026/7/20)

飯伏幸太騒動では土下座とまでいかなくとも
謝罪会見まで開かされた。
(出典:この記事

 

こんばんは、ヤマガタです。

 

本日最大のニュースは下記記事が出たことでしょう。

週プレNEWS: ブシロード・木谷高明社長が激白! 新日本プロレス”大政奉還”の真実「あの日は朝まで眠れませんでした」~プロレス界に捧げた14年間の誇りと苦渋~

 

ブシロードが新日本プロレスを手放したことは日本のプロレス業界では今年最大のニュースだと断言できます。

参考:ブシロードが新日本プロレス株式を手放す(2026年5月27日16時ごろ)

 

その裏側が木谷オーナー本人が赤裸々に語ってくれました。要点あるいは注目すべき点をまとめてみたいと思います。

 

 

WWEの会社売却に比べれば超格安の売り叩きだった=5億円で買って36億円で売っても「買い手には格安」

 

まずブシロードがテレビ朝日とサイバーエージェントに株式譲渡したわけですが、この売値は、WWEがTKO体制に会社を売ったことに比べれば雲泥の差があるみたいです。

 

専門家の分析「今回の取引は実質『6倍(約6年分)前後』の評価に過ぎないと考えられます。同業であるWWEの倍率が30~40倍規模で取引されている実態と比較すれば、その差は一目瞭然です。

通常、勢いのあるエンタメ企業を丸ごと買う場合、投資額の回収には20年前後を想定するのが業界の常識。それらと比較すれば、この6倍程度という数値がいかに買い手側にとって破格の買い物であるかがわかります。」

上掲:週プレNEWSここ

 

これに加え木谷オーナー自身の口からWWEのNetflix契約がいかにエゲつないかが語られています。

木谷オーナー「24年1月23日、NetflixがWWEと巨額の配信契約を結んだ日です。これが14年間で一番ショックでした。番組の配信権だけで10年間で7400億円(24年当時のレート)ですよ。もう勝てるはずがない。文字どおり天を仰ぎました。

そのときに『これから新日本は強力なメディアと配信インフラを持つ巨大資本と組むしかない。ブシロード単体で戦えるフィールドではなくなってきた』と痛感したんです。」

上掲:週プレNEWSここ

 

ただ、この後半の発言(そのときに・・・インフラうんぬん)は本音ではなかったと感じます。新日本プロレスがWWEと本気で張り合おうなんて考えることは無かったはずですから。むしろ絶望はAEWにあったはずです↓

 

AEW誕生が「新日本プロレスの限界」

 

2019年のAEW誕生が新日本プロレスにとって如何に破滅的な出来事だったかは、今まで表立って語られて来ませんでした。今回、木谷オーナーはそれをはっきり明言しました。

木谷オーナー「グローバル展開を考える上で、ブシロードではもう力不足ではないかと思い始めたのが19年頃です。できることはやり切ったと感じていたタイミングで、アメリカに『AEW』という、WWEに次ぐ団体が誕生した。

それまで新日本は、現地で『アンチWWE』の受け皿として熱狂をつくっていた側面があったため、強力な対抗団体の出現によって、需要が流れることは予測していました。」

上掲:週プレNEWSここ

 

私は或る意味、これが木谷オーナーにとって新日本プロレスを運営することの面白味をそいだ直接原因だと考えています。

 

そこに飯伏幸太(トップ画像)やら辻陽太の”内乱”が追い打ちをかけ、「もうこいつらいいや・・・」と思ったのが本音ではないでしょうか。

 

辻陽太のマイクはシュート(ガチ)だった。

くわしくはこの記事

 

辻陽太のオーナー会社批判はガチ(シュート)だったみたいです。

木谷オーナー「決定的だったのは今年2月、辻陽太選手の発言です。」

インタビュアー「その日、辻選手は『おいブシロード! 俺たちレスラーはな、カードゲームのカードじゃねえんだよ! 俺たちはこのリングで命をかけて闘ってるんだ』と、親会社のブシロードを批判しましたね。」

木谷オーナー「実を言うと、あの日は朝まで眠れませんでした。ここまでプロレスに情熱を注いでやってきて、なぜあのような言われ方をされなければいけないのだろう……と。」

上掲:週プレNEWSここ

 

かなり抑えて言っていますが、私はこれは、かなり露骨な不快感の公表だと読んでいます。

 

新日本プロレスはいらない。

 

今回の週プレNEWSの記事を読んでも、私には当初の印象(ブシロードが新日本プロレスを手放した、を聞いた時の印象)は変わりませんでした。

 

本音は「ここが最高到達点だろう」というところで新日本プロレスを手放したのだと思います。これ以上続けてもブシロードにとって(新日本プロレスにとって、ではない)良いことはないだろう、という経営判断だと思います。

 

選手の大量離脱も辻陽太発言と同じくらい新日本プロレスを保持することへの危機感を覚えたきっかけだったに違いありません。木谷オーナー自身、強く否定しているところ↓が、余計そう感じさせます。

木谷オーナー「ところで……私が14年間やってきて、一番『終わった』と天を仰いだ瞬間っていつだと思います?

インタビュアー「スターだったオカダ・カズチカ選手や内藤哲也選手が離脱したタイミングですか?」

木谷オーナー「違います。」

週プレNEWSここ

ここで木谷オーナーはNetflixの件を持ち出してくるのですが(上述WWEのNetflix契約)、私は、それが日本への「黒船」になったとは思われません。

 

そもそもWWEは日本では全然人気ないです。日本のプロレス市場はJPOPのように”守られて”います。

 

 

「大政奉還」なんてのは信じられない。

 

木谷オーナーはテレビ朝日を中心に発展して来た新日本プロレスを、元の新日本プロレスに「大政奉還」するのだ、と嘯いています。

地上波放送で長年プロレス業界を支えてきたテレ朝などへの譲渡を、ブシロード代表取締役社長・木谷高明(きだに・たかあき)氏は”大政奉還”と表現。

週プレNEWSここ

 

しかし、実際は「飯伏幸太騒動辻陽太の下克上選手大量離脱・・・こんなところに居たら自分の身の上もわかったもんじゃない」というのが本音ではないでしょうか。

 

今年の東京ドーム満員は一時現象であって、明らかに現在の新日本プロレスは落ち目です。

 

逆にAEWは息を吹き返している

 

AJスタイルズなんかがそれを見越して「WWEに新日本プロレスを買って蘇らせてほしい」なんて発言して叩かれています。

WrestlingObserver: AJ Styles addresses backlash to his WWE in Japan comments

 

こんな状況を見切っての足きりというか、そんな経営判断だった、今回の木谷オーナーの新日本プロレス売却の実情でしょう。

 

・・・・・

それでは、今回はここまでです。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。m(_ _)m

 

追記(2026/7/21)

 

週プレ(WrestlingObserverに指摘されるまでPlayboyの一部だとは気づきませんでした)の本記事は海外でも大きく取り上げられています。

WrestlingObserver: Former NJPW owner ‘literally looked up to the heavens’ over WWE-Netflix deal

 

WWEのNetflix契約2019年のAEW誕生についてのくだりが注目されているようですね。

 

私は辻陽太の下克上についての木谷氏本人のショックを表した箇所が一番情報価値があったと思います。

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