シリルガン(Ciryl Gane)
ヘビー級1位, 32歳.
ムエタイ,フランス出身,
身長193cm, 体重112kg.
vs.
タイトゥイバサ(Tai Tuivasa)
ヘビー級3位, 29歳.
キックボクシング, オーストラリア出身,
身長188cm, 体重120kg.
こんにちは、山田です。
下位興行のはずのFight Nightですが・・・関係ないですね。パリへの持ちだし興行で、Accor Arena(キャパ15,000人)という大会場でした。
満員(SoldOut)みたいですね。
注目はフランシスガヌーに負けた↓シリルガンの復帰第一線ということです。
相手は、ヘビー級レジェンド、デリックルイスに金星をあげた↓”いかにもサモアン”なタイトゥイバサでした。
ダナホワイト的には、シリルガンに復活してほしいところでしょうが、思惑通りになったでしょうか?
(以下、画像出典はUFCです。)
・3RKOでシリルガンの勝ち
ゴン!
意外なことに最後はパンチ,
右フックで試合が決まった。
ダナホワイトの思惑通り、いやそれ以上の出来になった試合でした。
めちゃくちゃいい試合でした。
これはMustSeeですね。
地元ということで、ようやくシリルガンに見合う大声援が来ていました。
ただ、本試合はタイツゥイバサの出世作にもなったとおもいます。
内容は、純粋なドツキ合いです。
タイトゥイバサが、サモアンフック要注意タイプなので、シリルガンはサウスポーで、オーソドックス(タイトゥイバサ)の直線状になって、タイトゥイバサの右サモアンを警戒します。
デブっちょのタイトゥイバサにはローで行くとおもったんですが・・・
シリルガンは主に右フックをタイミングずらすような形でポン!ポーン!!とタイトゥイバサに入れていました。
これでタイトゥイバサが出血。
3Rで決まったんですけど、試合の雰囲気が変わったのは2Rでした。
まずタイトゥイバサがシリルガンからダウンを奪います(MMAなので試合が止まることはない)。
ここからシリルガンがすぐにComeBackします。
タイトゥイバサの出っ張ったお腹への前蹴りと、膝蹴りで一気に試合が荒れ始めます。これで観客大盛り上がり。
タイトゥイバサは相当痛みつけられたんですけど、会場が盛り上がったことのほうが嬉しかったみたい。
メインイベントなので、ノンタイトルでも5Rやるんですけど・・・
なんか3Rでもう最後みたいな雰囲気になってました。そのくらい盛り上がってました。
3Rですが、シリルガンの右ジャブ、前蹴り、左ハイがテンポよくタイトゥイバサを捉えてゆきます。
そして最後は上掲画像の右フックで、タイトゥイバサが力尽き、パウンドでレフェリーストップでした。
シリルガンが相応しいスターになった試合でもありました。
非常にいい試合でしたね。
ぜひ見てもらいたいとおもいます。
これがこの日のFight of the Nightでした。
シリルガンは、ストライカーなんだけど、全盛期のミルコクロコップ(188cm=今回のタイトゥイバサと同じ大きさ)より当然、強いでしょうね。ミルコは左ハイが武器なんで、シリルガンはオーソドックスで構えて押さえ込んでしまうでしょう。そのくらいうまい選手です。
・・・・・
それでは、今回はここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。m(_ _)m