シリルガン vs. タイトゥイバサ(2022/9/3 UFC Fight Night 209)

シリルガン(Ciryl Gane)
ヘビー級1位, 32歳.
ムエタイ,フランス出身,
身長193cm, 体重112kg.
vs.
タイトゥイバサ(Tai Tuivasa)
ヘビー級3位, 29歳.
キックボクシング, オーストラリア出身,
身長188cm, 体重120kg.

 

 

 

 

こんにちは、山田です。

 

下位興行のはずのFight Nightですが・・・関係ないですね。パリへの持ちだし興行で、Accor Arena(キャパ15,000人)という大会場でした。

 

満員(SoldOut)みたいですね。

 

注目はフランシスガヌーに負けた↓シリルガンの復帰第一線ということです。

 

参考:フランシスガヌー vs. シリルガン(UFC 270)

 

相手は、ヘビー級レジェンド、デリックルイスに金星をあげた↓”いかにもサモアン”なタイトゥイバサでした。

 

参考:デリックルイスが負ける(2022/2/12 UFC 271)

 

ダナホワイト的には、シリルガンに復活してほしいところでしょうが、思惑通りになったでしょうか?

 

(以下、画像出典はUFCです。)

 

 

 


・3RKOでシリルガンの勝ち


ゴン!
意外なことに最後はパンチ,
右フックで試合が決まった。

 

 

ダナホワイトの思惑通り、いやそれ以上の出来になった試合でした。

 

めちゃくちゃいい試合でした。

 

これはMustSeeですね。

 

地元ということで、ようやくシリルガンに見合う大声援が来ていました。

 

ただ、本試合はタイツゥイバサの出世作にもなったとおもいます。

 

内容は、純粋なドツキ合いです。

 

タイトゥイバサが、サモアンフック要注意タイプなので、シリルガンはサウスポーで、オーソドックス(タイトゥイバサ)の直線状になって、タイトゥイバサの右サモアンを警戒します。

 

デブっちょのタイトゥイバサにはローで行くとおもったんですが・・・

 

シリルガンは主に右フックをタイミングずらすような形でポン!ポーン!!とタイトゥイバサに入れていました。

 

これでタイトゥイバサが出血。

 

3Rで決まったんですけど、試合の雰囲気が変わったのは2Rでした。

 

まずタイトゥイバサがシリルガンからダウンを奪います(MMAなので試合が止まることはない)。

 

ここからシリルガンがすぐにComeBackします。

 

タイトゥイバサの出っ張ったお腹への前蹴りと、膝蹴りで一気に試合が荒れ始めます。これで観客大盛り上がり。

 

タイトゥイバサは相当痛みつけられたんですけど、会場が盛り上がったことのほうが嬉しかったみたい。

 

メインイベントなので、ノンタイトルでも5Rやるんですけど・・・

 

なんか3Rでもう最後みたいな雰囲気になってました。そのくらい盛り上がってました。

 

3Rですが、シリルガンの右ジャブ、前蹴り、左ハイがテンポよくタイトゥイバサを捉えてゆきます。

 

そして最後は上掲画像の右フックで、タイトゥイバサが力尽き、パウンドでレフェリーストップでした。

 

シリルガンが相応しいスターになった試合でもありました。

 

非常にいい試合でしたね。

 

ぜひ見てもらいたいとおもいます。

 

これがこの日のFight of the Nightでした。

 

シリルガンは、ストライカーなんだけど、全盛期のミルコクロコップ(188cm=今回のタイトゥイバサと同じ大きさ)より当然、強いでしょうね。ミルコは左ハイが武器なんで、シリルガンはオーソドックスで構えて押さえ込んでしまうでしょう。そのくらいうまい選手です。

 

・・・・・

 

それでは、今回はここまでです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。m(_ _)m

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