シェイランニュエルダンビーク(Shayilan Nuerdanbieke)
中国出身, 最初からMMA?
身長173cm, 体重66kg, 28歳.
フェザー級圏外.
vs.
デリックミナー(デリックミナー)
アメリカ出身, レスリング, DWCS出身.
身長170cm, 体重66kg, 32歳.
フェザー級圏外.
こんばんは、山田です。UFC FightNight 214は下位放送で目新しいカードもなかったので、私はスキップしていました。
ただ、これが業界を震撼させる出来事となっています。
参考:Nuerdanbieke vs Minner(YouTube検索結果)
参考:UFC betting scandal: A timeline of what we know about James Krause, government investigations
ひとつめの参考(YouTube検索結果)では該当試合を断片的にみることができ、(英語ですが)解説も聞けます。
ふたつめの参考はMMAJunkieでの優れたまとめで、本記事の土台になっています。
(画像出典はUFCです。)
ジェームズクラウス
向かって左端でデリックミナーに話しかけているのが
渦中のジェームズクラウス(James Krause)
タイトルに【八百長】と書きましたが、首謀者は、デリックミナーのセコンドについていたコーチのジェームズクラウス(James Krause)という人物です(上掲画像)。自身もウェルター級中心にUFCで活躍していました↓
そのジェームズクラウスが、情報リーク、いわばインサイダー取引みたいなことをUFCの賭けにおいて行っていたのですね。
上掲参考のMMAJunkieの記事から↓
以前から The MMA Hour, The 1% Club といったショーにおいてジェームズクラウスは、いかにUFCの賭けで勝っているかを自慢げに話していた。
果して事件は UFC FightNight 214(2022/11/5)で起きた。デリックミナー vs.シェイランニュエルダンビークの試合直前、元々アンダードッグだったデリックミナーのオッズがが+300 から +155 に急降下したのだ。
試合は 1R ですぐに決着した。オッズの示す通り、デリックミナーがTKO負けを喫した。
オッズの見方ですが下記の記事をどうぞ↓
Odds Converterというサイトで勝率(パーセンテージ)に翻訳できます。
+300 = 勝率25%(負け予想=アンダードッグってこと)
+155 = 勝率39.2%(負け予想=アンダードッグってこと)
デリックミナーの勝率があがったようにみえますが、それだけ危険な賭けでなくなった↓
100ドル払って(賭けて)、デリックミナーが勝てば、300ドルもらえる
↓
100ドル払って(賭けて)、デリックミナーが勝てば、155ドルもらえる
・・・ということです(上掲参考のナカムラシンスケの記事参照)。
デリックミナーも共犯
デリックミナーは左ミドルを
シェイランニュエルダンビークにガードされた瞬間
CheckedKickの要領で痛そうに尻もちをついた
→この機に攻め込んだシェイランニュエルダンビーク
がギロチンエルボーのパウンドで勝利した
1R1分7秒
実際、色眼鏡をかけて試合をみると、変な試合でした。
右ローでも痛がっていたデリックミナーですが、左ミドルの際CheckedKickの要領で負傷したように尻もちをつき、そのまま負けます(上掲画像)。
なんだか気迫のかけらもないような試合でした。
どうやら試合前からデリックミナーはヒザ(右、左かは不明)を負傷していたようなのです。
問題は、この怪我をコーチのジェームズクラウスが外部にリークし、また選手のデリックミナーにも共謀させた、ということでした。
現在、選手デリックミナー、コーチのジェームズクラウス共に無期限(UFCだけでなくMMA全体でしょう)試合停止状態のもよう。
またUFCは、今後ジェームズクラウスのコーチ下にある選手の一切の出場を停止しました。
以上がこの事件件の概要です。
・・・わかります。シバターと被りますよね。
参考:シバター vs. 久保優太(2021/12/31 RIZIN.33)
多くを語り気力も関心もありませんが。榊原信行はショーだ、と言い切ってますから・・・比較すら意味がないのかもしれません。
大晦日がんばってください。
・・・・・
それでは、今回はここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。m(_ _)m