UFC覚え書き(ボクリング, RIZINとの比較etc)

UFC 5(1995年)
シャムロック vs. グレイシー
(出典:UFC

 

 

こんばんは、ヤマガタです。

 

ずっと前、かんがえたんですけど、誰も読まないだろうな、とおもって止めた記事です。

 

こっち(アングラ~)はマイナーなので、ここで書いておこうとおもいました。

 

 

 


1. UFC > RIZIN


 

 

まず、日本で盛り上がっているRIZINですけど、私はやっぱり支持できないです。

 

日本のサッカーと、欧州のサッカーくらい違いがあります。

 

いろいろあるけど↓やっぱりUFCのノックアウト集みてもらうのがいいとおもいます。

 

 

Top 20 Knockouts in UFC History

 

 

一番みてもらいたいのは、6:04からやってるミルコクロコップの試合(2007年 UFC 70)かな。

 

伝説のヒョードル戦が 2005年ですから、それから 2 年しか経ってないです。

 

これだけミルコが完全にノックアウトされたのは、ヒョードル相手でも、日本人は見ていないでしょう。

 

ひとによっては、UFCの方が 3倍以上レベル高いと言うでしょうね。

 

 

次も↓みてほしいです。

 

Every Heavyweight Champion in UFC History

 

7:33から、あのノゲイラ(PRIDE知っているひとなら、みんな知っている)が、Interim(暫定)ヘビー級王者になってますが・・・

 

8:44からの対フランクミール戦で、あっさりKO負けしてます(2008年)。

 

フランクミールって、ブロックレスナーのライバルですね・・・。

 

 

 


2.  ベアナックルでの戦い方


 

 

じゃあ、UFCは格闘技の頂点か、というと、そうでもないような気がするんです。

 

結局、私が知りたいのは、ケンカの勝ち方なんですが(ケンカしないんですが)・・・

 

グローブを外すと、やっぱり、ひとって殴らないとおもうんですよね。

 

それを一番はっきり示しているのが、初期UFCの戦い方です。

 

本記事トップ画像が、それです。

 

初期の試合をみればわかるとおり、ほとんど組みに行きます。

 

そのくらいベアナックル(裸の拳)って怖いんですよ。

 

だから、マクレガーみたいな試合にならないとおもうんです。

 

 

 

 


3.ボクリング


 

 

そういったマクレガー系統の、最近の立ち技主体の総合格闘技を、ボクリングとよんで桜庭和志が皮肉ったのは、有名な話です。

 

桜庭和志、「ちょっと違うでしょって」総合格闘技界の“迷走”に警鐘

 

2020年 10月の記事ですから、結構最近ですね。

 

やっぱり、ケンカすると、ひとって、殴りかかって、すぐ組み合うんですよ。

 

なので、そこから先を考えると、柔道系が一番強いとおもうんです。

 

総合格闘技だと、あのOutsiderのうっさいおっさんレフェリーいるじゃないですか・・・すぐアクション!とかブレイク!とかするスキンのおっさん・・・

 

 

あれはナイ(実践ではありえない)ので、はたして本当にUFCなり総合格闘技の戦い方が実践的なのか、というのは、大いに疑問です。

 

 

 


4.UFCの歴史


 

 

じゃあ、いつからUFCはボクリングになったのか?

 

次のWikipediaの記事が古典的ですね。

 

黎明期のUFCは、試合のルールがわずかしか規定されていなかった事に対して暴力的で危険であると批判を集めた一方で、ペイ・パー・ビュー(PPV)の契約数は数十万を獲得して興行としてはある一定の成功を収めた。

しかしこの成功は、既得権益を脅かしかねないと、ボクシング業界に警戒感を抱かせることにもなる。

社会的批判とボクシング業界からの圧力が高まる中、親ボクシング派のアメリカ共和党上院議員ジョン・マケインが、UFCは「人間による闘鶏」にすぎず、野蛮で危険であるとUFC禁止を訴え、アメリカ国内全50州の知事へUFCを追放するよう要請する書簡を送るなど、バッシングキャンペーンを展開した。

UFCコミッショナーのジェフ・ブラトニックとレフェリーのジョン・マッカーシーはこの状況を解決すべく、アメリカ各地のアスレチック・コミッションを回って総合格闘技を啓蒙しつつ、アスレチック・コミッションと調整・協議を重ねて協調を図り・・・

① UFC 12(1997年2月7日)で階級制の導入、

② UFC 14(1997年7月27日)でオープンフィンガーグローブ着用の義務化、

③ UFC 15(1997年10月17日)で禁止行為の指定、

④ UFC 21(1999年7月16日)でラウンド制の導入、

・・・と徐々にルールを整備して競技化を進めた。そして2000年9月に、この地道な活動が実を結び、ニュージャージー州がアメリカで初めて総合格闘技を認可するようになるまでに至った。

 

というわけで、1997年~2000年が、UFCのボクリング化がすすんだ期間だといえるでしょう。

 

しかし、オープンフィンガーグローブによる、まさしく桜庭和志がいうとおりのボクリング化は、グラップリングの効果をかなり失わせたとおもいます。

 

つまり、単純に組みにくい。

 

素手だったら、組みの細かな動きできるからみんなすぐに組みに行くし・・・

 

素手だったら殴られるの怖いから・・・やっぱり組みに行く。

 

このリアリティーが総合格闘技から失われて行ったのも確かです。

 

その代償として、UFCは現在の巨大スポーツビジネスとなったんですが・・・

 

・・・ただ、いまでも、マクレガー系の試合見て、な~んか疑問におもい、1997年以前の”野蛮な”UFCみて、学ぶときがあります。

 

実際、人間って、どう戦うのかな、ということです。

 

実際は、ブレイクもなく、ず~~~っと取っ組み合っているのが、リアルでつまんない喧嘩だとおもうんですけどね。

 

そうすると、やっぱり柔道とかレスリングの組み技系格闘技が最強だとおもいます。

 

・・・・・

 

それでは、今回はここまでです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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