判定に驚くAJマッキー
(出典:Bellator)
こんにちは、山田です。
参考:Pitbull vs. McKee(Bellator 263)
このとき↑以来の再戦ですね。
フレイル兄弟の弟パトリシオ”ピットブル”フレイルが、フェザー級王者に挑戦します。
参考:弟パトリシオじゃなくて兄パトリッキーがライト級王者に(Bellator 270)
ちなみにBellatorのフェザー級は、UFCのバンタム級と私は理解しています。
でも通常メディアでは、AJマッキーは、おなじUFCフェザー級のボルカノフスキーと比較されますよね。
参考:ボルカノフスキー vs. コリアンゾンビ(2022/4/9 UFC 273)
今日の試合見ても、AJマッキーは到底、ボルカノフスキーにはかなわないとおもいますが。
(以下、画像出典はBellatorです。)
・判定はべつに疑惑じゃないよ
結果から先に言うと、トップ画像のとおり、判定でピットブルが勝ちました。
新フェザー級王者誕生です。
そしてAJマッキー初の黒星(=負け)。
私も、この判定には大賛成です。
ただ3Rあたりの判定(公式ではなく解説者がつけたものかも)だと、AJマッキーが2ポイント優勢だったんですよ。
なので、あ~やっぱりAJマッキー推しなのか・・・と失望していました。
ところが判定を聞くと、ユナニマス、しかも審判によっては3ポイントの大差(49-46)でピットブルだったので、なんか感動しました。
ラウンドごとにみてゆきましょう。
1R:スタンディング
以前の試合のようにスキを作らないのを心掛けてか、ピットブルの冷静さが光りました。
AJマッキーがサウスポーで、ピットブルがオーソドックス。
直線状にならんで、AJマッキーが、以前と同じように左のハイキックを狙います。
2R:ピットブルのロー
AJマッキーが自信満々で両手を広げたりして、挑発していたのですが、積極的に攻めていたのはピットブルの方で、それをAJマッキーが隠しているようにみえました。
なかなか動かない試合で、会場は早くもブーイング(アンチベラトールのUFCファンのような気もした)。
相変わらずAJマッキーがサウスポー、ピットブルがオーソドックスの直線状で・・・
そこでAJマッキーの右前脚にピットブルが、ペチペチとうま~くローキックを刻んでゆきます。
あれ、とても有効だったようにみえました。
最終版、AJマッキーは足を引きずっているようにもみえました(前後の動きがギクシャクしていた)。
3R:大きく試合が動いた
ピットブルのギロチンチョーク。
ここで決まったかのようにみえた。
3Rが最大のラウンドでした。
ピットブルが右ストレートでAJマッキーからダウンをとります(MMAでは直接勝敗には関係しない)。
そしてAJマッキーがグラウンドに持ち込んだところ・・・
ピットブルが切り返してギロチンチョーク(上掲画像)。
ここで決まる!とおもったのですが、辛うじてAJマッキーが脱出。
このラウンドがすべてだったかな。
4R:劣化
3R以降は、やっぱりUFCとの選手の質の違いが出て、2人ともヘロヘロでした・・・
ダラダラとスタンド攻防し・・・
AJマッキーはグラウンドで好印象を残そうとしますが、ピットブルが巧みに交わしていました。
5R:ヘロヘロ
5Rは最終ラウンドだったのですが、もう2人ともガス欠。
ベラトールらしい質の悪い試合を垂れ流していました。
AJマッキーは、柔術狙い。
でもピットブルが、それを(柔術狙いのタックルを)切るテクニックのほうが光ったかな。
私のなかでは、断然ピットブルでした。
でもグラウンドに持ち込んだ回数はAJマッキーのほうが多かったし・・・
また見えないところでワンツーとか当てていたので(AJマッキーがピットブルに)・・・
興行的にAJマッキーに無敗王者のままで居させるんじゃないかな・・・と、ちょっとガッカリしながら、判定を待ちました。
でも勝者は、めでたくピットブルでした。
ここで、スッキリした、という試合でしたね。
これでAJマッキーの天狗の鼻も折られてめでたし、めでたし、といった感じです。
さて、つぎは堀口恭司のバンタム級ですね。
楽しみにして待ちましょう。
・・・・・・
それでは、今回はここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。m(_ _)m
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