ゲイジ vs. フィジエフ(2023/3/18 UFC 286)

ジャスティンゲイジ(Justin Gaethje)
ライト級3位.
アメリカ出身, レスリング, 35歳.
身長180cm, 体重70kg.
vs.
ラファエルフィジエフ(Rafael Fiziev)
ライト級6位.
キルギスに生まれて
アゼルバイジャンに移住して
タイ国籍を持つようになった
30歳のムエタイ野郎.
身長173cm, 体重70kg.

 

 

こんにちは、山田です。

 

ゲイジ―だか、ゲージだか、ゲイジだかわからないジャスティンゲイジ。

 

チャンドラーとの死闘、オリベイラとの傷心タイトルマッチを経て、ますます世界中にファンを増やしつつあります。

 

参考:Gaethje vs. Chandler (UFC 268)

参考:ゲージ vs. オリベイラ(2022/5/7 UFC 274)

 

オリベイラに負けたのが決定的で、これでゲイジは終りなんじゃないか・・・という風潮が広がりました。つまり、35歳という年齢で、もうメンタルもフィジカルも持たないだろう、と。

 

冷徹なダナホワイトが、そこに送り込んだのが中堅再先鋒のムエタイ野郎フィジエフでした。私、この選手ノーマークだったんですけど、オッズをみると要注目みたいですね(ゲイジに勝つと予想されている)。

 

(画像出典はUFCです。)

 

 

まさかのゲイジ大復活

華麗なキック捌(さば)き
キックボクシングみたいに左足あげてガードすると
タックル狙われるから
MMAだと
こうやって防御するんだって。

 

 

流れ的にはフィジエフがゲイジを打ち砕き(引退の)引導を渡す・・・という文字どおり、それ以外の何ものでもない試合だったのですが・・・

 

まったく、そうは行きませんでした。

 

ゲイジが精神的にも肉体的にもモチベーション的にも、ぜんぜん衰えていないことを示す好勝負でした。

 

本試合がFightOfNightだったのは、このゲイジのメンタリティーに敬意を表(ひょう)してのものだったんでしょうね。

 

試合的には、1Rからフィジエフがムエタイテクニックでゲイジをボコボコにするんですが・・・

 

びっくりすることに2R以降、ゲイジがフィジエフの動きを学習し、適応しはじめます。

 

そして3Rは中盤から終盤にかけてゲイジのショー。一方的にフィジエフを打ちのめします。

 

最後の最後でテイクダウンをとり会場からスタンディングオベーション(たぶん)。

 

ゲイジも満足した顔で金網からバク宙(だからなんでそんなに体力あんねん)。

 

さわやか。

 

・・・というわけで、スプリット(厳密にはマジョリティというみたい)29–28, 29–28, 28–28でゲイジが勝利しました。

 

ダナホワイト嬉しかったでしょうね。興行の人気者なので。

 

・・・・・

 

それでは、今回はここまでです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。m(_ _)m

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