イスラムマカチェフ(Islam Makhachev)
身長178cm, 体重70kg,
ライト級4位, 30歳.
ロシア, サンボ.
vs.
チャールズオリベイラ(Charles Oliveira)
ライト級1位.
ブラジル出身, ブラジリアン柔術, 32歳.
身長178cm, 体重70kg.
オリベイラがUnderDog(負け予想)という衝撃!
こんばんは、山田です。今年最大の興行ではないでしょうか・・・UFC 280 がアラブ首長国連邦アブダビのEtihad Arena(キャパ18,000人)で開催されました。観客動員数は13,400人だったみたいです。PPV販売も、それほど話題になっていないところをみると、そんなにウケよくなかったのかな?
いずれにせよ、今日で空位のライト級王座が再び決定します。
計量失敗で空位にした張本人のオリベイラが・・・
ハビブ(ヌルマゴメドフ)の後継者、マカチェフとの世紀の一戦に挑みます。
(以下、画像出典はUFCです。)
マカチェフが勝った(2R肩固め)
バコン!!
この右フックでオリベイラがダウン!
→肩固めでマカチェフが勝利!!
マカチェフという選手は、私たちがおもっているよりはるかに強い、ということが立証されたような試合でした。
オリベイラがオーソドックス、マカチェフがサウスポー。
オリベイラのほうが、なんか浮足立ってみえました。
1R早くもマカチェフの左ストレートがオリベイラの顔面を捉えます。ダウンはしませんでしたが、セコンドの様子をみていると、顔面にそれなりの負傷を負ったもようでした。
それ以外にも1Rはグラウンドでマカチェフがずっと上で制しており、ヒジでグリグリオリベイラの顔面を圧迫していたりしました。
グラウンドの経験あるひとならわかるとおもいますが、グラウンドは上に居る方が数倍楽です。
下は重力的なものもありますし、圧迫感と密室感がすごいので、見ているより数倍体力を消耗しています。
この1Rをみて、或る意味オリベイラは”詰んだ”といっても過言ではなかったとおもいます。グラウンドではマカチェフに上を取られる。スタンディングでもマカチェフにヒットされる・・・。
結局、オリベイラは柔術らしいトリッキーな攻撃に出ます。跳び前蹴りという技があります。たとえば右利きだったら、左前蹴りをするとみせかけてジャンプし、右前蹴りをする・・・といった動きです。二段蹴りとはいいませんが、それに似た動きです。
オリベイラが、それをしたんですね。
でもマカチェフは当然といっていいほど動じず、オリベイラがジャンプしたところを左ストレートで体勢を崩します。そしてオリベイラがグラついたところに左フック(上掲画像)!
これでオリベイラがダウン。そして今流行りなのか知りませんが、やたらと最近みる肩固め(Arm triangle choke, D’Arce chokeなど色々技名バリエーションあり不明)↓
・・・その肩固めでチマエフがオリベイラから完勝しました。2R3分。早期決着でした。
みたところ再戦しても勝てなそうですが、オリベイラは再戦を望んでいるみたいですね(正確には王座再戴冠を望んでいる)↓
参考:Charles Oliveira vows to reclaim title after UFC 280 loss to Islam Makhachev
ただ、ダナホワイトはフェザー級のボルカノフスキー vs. ライト級マカチェフの王者対決を画策しているようです。
ボルカノフスキーが、本試合のリザーバーとして呼ばれていたことは本大会の隠れた目玉になっていたのでした↓
参考:Alexander Volkanovski down for Charles Oliveira’s two-fight challenge, but not sure ‘if it makes too much sense’
実はこの王者対決望んでいたのはオリベイラだったりしたんですけどね(なんか、祖国ブラジルでやる、とか言っていた)。結構、人生計画狂ったとおもいます。
・・・・・・
それでは、今回はここまでです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。m(_ _)m