PRIDE崩壊をふり返る④:週刊現代

榊原信行氏
PRIDEのトップであり、
RIZINのトップ。
(出典:RIZIN,
以下, 敬称略)

こんばんは、山田です。

2007年PRIDE解体の最大の原因は、暴力団、ヤクザとの癒着だといわれています。

そこに焦点を合わせてゆきましょう。


・週刊現代


こんな経緯↓だったようです。

2006年3月25日:週刊現代が、格闘技イベントPRIDEを主催するDSEとフジテレビと暴力団の関係についての記事を掲載。

2006年4月:DSEは4月に週刊現代を名誉毀損で提訴し、イベント興行に関する損害賠償請求訴訟、さらに刑事事件として威力業務妨害罪で告訴すると発表した。

2006年6月:フジテレビはPRIDEの放送の契約解除を発表。

2007年:PRIDE(DSE)をUFCが買収したことにより、PRIDE自体が消滅。原告消滅というかたちで、PRIDEによる週刊現代への損害賠償請求(ならびに刑事告訴)は提訴されずに終わる。

参考:週刊現代(Wikipedia日本語)

DSE(Dream Stage Entertaiment)については、連載1回目をご覧になってください。


・週刊現代の記事


2006年3月に発表された週刊現代の記事とは、どんなものだったのでしょうか。

ふたつソース(情報源)があります。

① 2006年03月15日「格闘技とテレビ局と暴力団」週刊現代が特集記事

② フジが紅白の裏にぶつけた格闘技RIZINと暴力団! PRIDEで暴力団を使ったプロモーターと局幹部がそのまま…(2015.12.31 11:00)

クオリティーが高いのは②のほうです。

まず、経緯をみやすくするために、概観しておきます。

1.イノキボンバイエ(INOKI BOM-BA-YE)2003という格闘技イベントが、2003年12月31日に日本テレビで放送されるに際し、PRIDEはフジテレビ側として、日本テレビ側に完全に対立した。参考:INOKI BOM-BA-YE 2003(Wikipedia)

2.焦点は、イノキボンバイエ=日本テレビ側が、PRIDEのエース、ヒョードルを引っぱってしまったこと。(結局、ヒョードルは、2003年12月31日のINOKI BOM-BA-YE 2003で、永田裕志戦に出た。)

3.これにいちゃもんをつけにPRIDE側が、DSEのトップ榊原信行、山口組幹部ともに、日本テレビでイノキボンバイエを主催するケイコンフィデンスの川又誠矢を、ホテルに呼び出し脅迫まがいのことをした。

4. 三年後の2006年、このときの騒動が週刊現代によってスッパ抜かれた。

この川又誠矢というイノキボンバイエ(日本テレビ)側の人物は、キーパーソンのようです。

ケイコンフィデンスというK-1興行専門の会社をやってたみたいですね。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

川又 誠矢(かわまた せいや、1967年8月4日 – )は、日本のイベントプロモーター。ケイコンフィデンス代表。広島県出身。

人物・略歴
K-1の裏方を担当し、石井和義館長から厚い信頼を寄せられる。
元芸能プロビッグビート社長。

2003年に六本木にて復活したディスコ「マハラジャ東京」の出資オーナー。
K-1の暴力団対策スタッフを担当しており、石井館長からの信頼は厚かった。その後、ミルコ・クロコップのマネージメントを手掛けるのを期に株式会社ケイコンフィデンスを設立し独立すると、極真会館「一撃」をプロモートする等の実績を積み重ねていく。かつて ボクシングの徳山昌守の世界戦をプロモートしたこともある。

イノキボンバイエ2003の舞台裏
近年の格闘技ブームから日本テレビが、格闘技番組の年末放送を画策する中で川村龍夫(ケイダッシュ会長、新日本プロレス取締役)からの依頼により宮本修二プロデューサーと組んでイノキの名を冠したビッグイベント開催となり、ミルコ・クロコップ対高山善廣をマッチメイクしたが、ミルコ・クロコップ(川又がマネージメント)がドタキャンしてしまい、後に訴訟合戦にまで泥沼化した。

SengAgentというサイトの記事なのですが、元はWikipediaです。・・・どうも、Wikipediaのほうは消されているようですね。

なんか闇を感じます。

ただ、週刊現代にネタをあたえたのは、この川又誠矢なので、上掲記事=ブログ①の執筆者は、うさんくさい・・・と言っています↓

一般紙(週刊現代)は被害者であるケイ・コンフィデンス社長川又誠矢氏の名前は公表せず、ましてや川又氏自身も暴力団出身であることなどこれっぽっちも書いていませんでした。

で、今回週刊現代で語っちゃってくれてるのは記事のタイトルにあるように日テレ『猪木祭』プロデューサーであった川又誠矢氏。そしてそして、そんな川又氏にインタビューしているのがタダシ☆タナカこと田中正志なんですよ、奥さん! 元ヤクザとインチキライターのインタビューをモノクロ巻頭ページに持ってくる週刊現代の神経が理解できませんwww。


・トーク内容


で、週刊現代の記事(上掲②による)によれば↓こんな会話がされたもよう。

山口組幹部はイスに座るなり、私(川又誠矢)に怒鳴りました。

「PRIDEは実質ウチらがやっとるんや。表に出ると不都合があるから、榊原に任せとるだけなんや! それを何や! ウチの選手を横取りしやがって」

話し合いにも何もなりません。幹部は続けます。

「フジテレビのプロデューサーから『ヒョードルを絶対に日テレのイベントに出さないでくれ』と言われとるんや。もし、そっちに出たら、DSEとの契約を切るとまで言われとるわ!」

こんな場に榊原信行が同席しているのも、私には驚きでした。彼はふだんとは態度がガラリと変わっていて、手にした格闘技雑誌を、

「なんや、これは!」

と私に投げつけてきました。

・・・まあ、榊原信行がヤクザとつながっていたのは事実のようです。


・脇が甘かった


暴力団のつながりを持っていながら、現在、昔と同様のビジネスをつづけている榊原信行の頭のなかは↓こうだとおもいます。

✔ PRIDEに限らず、暴力団との癒着は、格闘技興行において、どこの団体でもやっていること。

✔ それを週刊現代に、PRIDEだけ、のように書かせてしまったところにミスがあった。

実際、榊原信行は↓こう語ったようです。

PRIDEの消滅には暴力団組織との黒い交際が関係していると、まことしやかに囁かれていた。

それだけに榊原氏は「脇が甘かったと猛省している」と過去を振り返りつつも、クリーンな大会にすることを強調していた。

どうでしょうか?

実際にクリーンな大会になっているか?

今回のシバター事件は、結局、この傷口にみんなの目が向けられ始めたところにある、とおもっています。

身も蓋もないことを言ってしまえば、TheOusiderあがりの者を使っている、という時点で、暴力団癒着問題への反省が全くない、と批判することもできるわけです。

・・・・・・

それでは、今回はここまでです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。m(_ _)m