テシェイラ vs. ジャマールヒル(2023/1/21 UFC 283)

グローバーテシェイラ(Glover Teixeira)
メキシコ出身, 43歳.
身長188cm, 体重93kg
ブラジリアン柔術
ライトヘビー級2位.
vs.
ジャマールヒル(Jamahal Hill)
アメリカ出身, ブラジリアン柔術.
身長193cm, 体重93kg, 31歳.
ライトヘビー級7位.

 

 

こんばんは、山田です。UFC 283 のつづきです。

 

参考:モレノ vs. フィゲイレド IV(2023/1/21 UFC 283)

 

メインは”いわくつきの”空位ライトヘビー級王者決定戦でした。

 

どういわくつきか、というと・・・

 

① テシェイラがプロチャーツカに負け、王座陥落(2022/6/12 UFC 275)

② そのプロチャーツカがテシェイラとの再戦の際、負傷し空位に。

③ UFCはテシェイラの相手としてブラホビッチに打診。しかしテシェイラが”それはつまらない”と試合拒否。

④ 結果、ヤンブラホビッチ vs. マゴメドアンカラエフ(2022/12/10 UFC 282)。しかし、王座戦にも拘らず引き分け。王座空位のまま。

⑤ 業を煮やしたダナホワイトが、テシェイラ vs. ジャマールヒルで決める、と発言。

 

ちなみにジャマールヒルはティエゴサントスを下した新鋭です。

 

参考:サントス vs. ヒル(2022/8/6 UFC on ESPN 40)

 

ヒルが判定勝ち!

ヒルの優位は徐々に明確になって来た。
本試合が今回のFightOfTheNightになったのだが、
ひとえにテシェイラの諦めない姿勢が感動を呼んだからだろう。

 

 

1R. テシェイラが圧力をかけるがヒルが交わす。ともにオーソドックス。ヒルのボクシングテクニックが光る。完全にヒルが取る(このラウンドの判定)。テシェイラは手を広げて防御しようとするが、逆にアイポークになってしまう。

2R. 前半はジャマールヒル。柔術のひとなのだがペレイラのような華麗なキックボクシング技術をみせる。後半テシェイラが押し始める。得意のグラウンドでヒルを押す!とにかく43歳のテシェイラが体力の衰えをみせず攻め続ける姿が会場を感動させる。

3R. ヒルの猛攻。とにかくテシェイラの諦めない姿勢が感動を呼ぶ(上掲画像)。

4R. テシェイラ血まみれ。ボコボコ。でも倒れない!

5R. 最後までもったテシェイラに大きな拍手!思い切りキズが開きまくった顔でテシェイラがファイナルラウンドに臨む!テシェイラ諦めない!最後の望みをグラウンドにかける!のこり4分!ヒルは流せば勝利確実。のこり3分。痛恨のスイッチ!ヒルのグラウンドテクニックも、テシェイラを勝る!

 

・・・というわけで、ユナニマス(50–44, 50–44, 50–44)でジャマールヒルが勝ちました。文句なしですね。

 

でも会場の拍手はテシェイラに送られていました・

 

これで引退かな?テシェイラ・・・

 

勇退といったほうがピッタリ合う。

 

・・・・・

 

それでは、今回はここまでです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。m(_ _)m

タイトルとURLをコピーしました