USADAとの決別の機会にもう一度UFCを見直す。

USADA(United States Anti-Doping Agency)は
いわゆるNPO(Non-Profit Organization)にして
NGO(Non-Governmental Orgnization).
NPO-NGO法人全米アンチドーピング調査機関
とでも訳せばいいと思う.
出典:https://ufc.usada.org/

 

こんにちは、山田です。

 

UFCがUSADAと決別する、という日本人にはよくわからないけど、本国米国では大騒ぎになっているニュースが飛び込んできました。

 

参考:UFC to part ways with USADA after choosing to go in a ‘different direction’

参考:UFC, USADA parting ways in 2024; USADA claims relationship became ‘untenable’ over Conor McGregor situation

 

下の参考記事の方が数倍わかりやすかったです。以下、その下記記事に基づいて記事を書きます。

 

マクレガー案件

 

こんな話です↓

 

① 大前提としてUSADAからドーピングしていないというお墨付きをもらうには、ドーピング調査(the USADA testing pool=多分悪名高い抜き打ち検査とかこれだと思う)を最低6か月受けなければならない。

② 2021/6/10マクレガーがポリエに負ける(UFC264)。その際足首骨折。それを機にドーピング調査対象から抜ける。

③ TUF31開始(2023/5/30)。当然フィナーレでは慣例的にコーチ2人、マクレガーvsチャンドラーが期待されていたが、なんとマクレガーはUSADAプール(ドーピング調査)に戻ってなかった。理由は不明。

④ 結局マクレガー vs チャンドラーが期待された興行では、スターリング vs オマリー(UFC292)をやった。まあオマリーという大スターが生まれたからUFC的には御の字。

⑤ マクレガー自身は今年(2023年)の10月8日にようやく重たい腰を上げた。ということは、少なくとも10, 11, 12, (2024年になって)1, 2, 3と試合に出れない。つまり2024年の4月にようやく試合ができるようになる。

⑥ おそらくダナホワイトが切れた。これで2023年一杯でUSADA離脱。

 

認知されるための道具でしかなかったので必要なくなれば・・・

 

或る意味ダナホワイトならやりかねない、という話でもありました。

 

ちなみに例のTKOで合併したWWEは独自のアンチドーピングプログラムを実施しておりUSADAは関係ありません。

 

参考:Substance Abuse and Drug Testing Policy

 

今後は↑これと同じように独自の第三者監査を設ける、という方向でしょうね(UFCは”going in a different direction”という言い方をした)。

 

そもそもUFCがUSADAの傘下(検査的な)に入ったのは、MMAの全米認知という大きな目標のもと採られた1つの戦略でしかありませんでした。

 

参考:UFC覚え書き(ボクリング, RIZINとの比較etc)

 

UFCの試合がキャンセルに次ぐキャンセルが起こるのは一部USADAのためだといっても過言ではありません。

 

参考:マネルケイプの試合キャンセル問題(2022/4/23 Fight Night 205)

 

もはや世界的に認知されたMMAプロモーションとして、興行を安定させるためにもUFCとしてはUSADAから外れるという手を取ったのでしょう。

 

・・・・・

 

それでは、今回はここまでです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。m(_ _)m

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