WWEはPLE(PremiumLiveEvent)というだけあって
普段より値段が倍以上に跳ね上がる。
(出典:SeatGeek“RoyalRumble, Jan.27/2024”)
こんばんは、ヤマガタです。
新日本プロレスWrestleKingdom18のチケット販売が開始されました(といっても結構前からだけど)。
あのベルク(埼玉県人御用達のスーパー)がプレゼンツしているのが驚きなんですが(東京の埼玉といわれる足立区の内藤哲也がメインであることも一枚かんでいると思う)・・・
それはともかく最前列で20万円、スタンド席の最も高いところで5,000円です。
これはWWEのPLEと比べ、最前列は同じくらいの値段、最後列は半額、といった値段の幅になります(トップ画像)。
うっすら皆さんお気づきのことかも知れませんが、本サイトでも事あるごとに口にしている観客動員数というのは半分当てにならない数字で、シート代を加味してようやく実態が掴めるものです。
いい機会ですからまとめてみたいとおもいます。
UFCはやっぱりエグイ
UFC 296 – Edwards vs Covington
(Dec.16. 2023)
あくまで格闘技に限っての話ですが、一番値段が張るのがUFCです。
ナンバリング興行(上位放送)だと・・・
最後列でも3万円くらい。
最前列だと10万円くらい。
・・・となります。
これを20,000人くらいのキャパでやっているので、客単価がプロレス興行よりも5倍くらい違うと思ってください(下記WWE通常興行, AEW参照)。
ちなみにBellatorは、やっぱりチケットの値段も安かったみたい。10万円台はなかったみたいですね。
参考:Bellator NYC Ticket Prices: $1,006, $506, $306, $206, $131, $86 and $66
”Bellatorで10万円のチケット台払えばスコットコーカーの腹の中から観戦できるぜ”とか落書きされてます↑
WWEのプレミアムライブイベント
UFCと同じくらいの客単価を取っているのがWWEのPLE(PremiumLiveEvent)です。
これは四大大会でもなければ通常放送と客の入りは、そんなに変わらず20,000人を少し下回るくらいなのですが・・・
やはり内容が違うのでシート代が5倍くらいに跳ね上がります(トップ画像)。
この点でWWEは(PPV売り上げはPeacockで月5ドルくらいでやっているので大したことないが)なんとかUFCに匹敵するのだといえます。
WWEの通常興行
やっぱり花道で選手に触れられるところが一番高いんだね
(RAW Dec.4, 2023)
PLE以外の通常興行、例えばRAWだとWWEは・・・
最後列で5000円を下回る。
最前列で3万円くらい。
・・・と良心的な値段になります。
SmackDownはこの1.2倍くらいの値段ですね(ソース=出典とってもイベントが終わるとリンク切れになるので貼りません)。
AEWはRAWレベル
スイートルームというのがあってそこは1万円くらい。
(Dynamite/Rampage Dec.6, 2023)
すこし値段が劣りますが大まかにみてAEWのシート代はWWEのRAWと同じです。
PPV(PLE)だからといって値段が跳ね上がる、ということもしていませんでした。
NXTの持ち出し興行は安い
花道でも1万円くらい(Deadline Dec.9. 2023)
他方で興味深かったのがNXTで最近盛んに持ち出し興行してますが・・・
チケットの値段(シート代)は軒並み安いですね。激安といってもいいくらいです。
3,000円も払えば入れるはずです。なのでWWEの雰囲気を知りたい人には、いい興行なのではないでしょうか。
パフォーマンスセンターで収録しているのは、チケット代70ドルくらいでした。あれ500人いかない位でやっているはずです。
差別意識はこんなところにも・・・
KUSHIDAの一番最後のあたり(この記事)。
完全にエンハンスメントタレントになり下がって
本人には屈辱以外のなにものでもなかったと思う。
ベルベッティーンドリームにも
さんざんな言われようだったし↓
参考:【続】ベルベッティーンドリームその後③
今回の調査の目的は、やはりAEWの悲惨さを再確認するためだったのですが・・・
観客動員数とチケット売り上げに関していえば、AEWは、とりあえず壊滅的ではないです。大体RAWの半分くらいの売り上げだとおもいます。
むしろNXTは“やっぱり安いんだな。ここに居るのはWWEレスラーにとって「派遣社員と正社員」くらいの差別意識を生むんだろう”と改めて確認しました。
このNXT(イケメン二郎やKUSHIDAが突破できなかったところ)と、メインロースター(RAWやSmackDown)との違い、というのはWWEを見ていると本当にヒシヒシと感じられるもので・・・
その場にいる選手がいくら”レベルは同じだ!””ブラック&ゴールデンブランドだ!”と叫んでも、拭い切れない劣等感みたいなものを、その都度確認せずにはいられないのですよ。
シート代(チケット代)という観点から、それを再確認できたような気がします。
言い方は悪いですけれども、ヒデオイタミはWWEスーパースターだったか?イケメン二郎はWWEスーパースターだったか?KUSHIDAはWWEスーパースターだったか?と問われれば、私達がそうだと認めたとしても本人たちには“No”といいたくなる言いようのないコンプレックスが残ったのだとおもいます。
中に居なければ気づかないことでしょうね、典型的に。
・・・・・
それでは、今回はここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。m(_ _)m
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