アレクサンダーボルカノフスキー(Alexander Volkanovski)
身長168cm, 体重66kg
オーストラリア出身, 34歳.
レスリング, ラグビー.
フェザー級チャンピオン.
vs.
イスラムマカチェフ(Islam Makhachev)
身長178cm, 体重70kg,
ライト級チャンピオン, 31歳.
ロシア, サンボ.
こんにちは、山田です。
日本のRizinキッズたちにはわからないとおもいますが、UFCでは世紀の一戦として、フェザー級で”やることがない(強すぎ)”ボルカノフスキーと、ライト級で”やることがない(強すぎ)”マカチェフの世紀の一戦が行われました。
開催がボルカノフスキーの地元オーストラリアということもあって、ほぼ日本と時差なく見ることができたとおもいます。
会場はPerth Arena(キャパ15,000人)で満員でしたが、PPV売り上げがすごかったでしょうね・・・まだ公表されてませんが。
(画像出典はUFCです。)
マカチェフが判定で防衛
やはり10cmの身長差というのは大きいと思う。
本戦・・・いろいろ言いたいことありますが、一番薄っぺらい言い方は、ボルカノフスキーが善戦した、でしょうね。
でも地元オーストラリアの後押しもあって、5R終了したとき、私のなかではボルカノフスキー勝ったんじゃないか、という希望があったのも確かです。
確かに、サイズで圧倒したマカチェフが、ボルカノフスキーを慎重に弄(もてあそ)んだ、と見ることもできます。
しかしボルカノフスキーは完全にマカチェフのグラップリングを封印していましたし、スタンディングでは完全に互角でした。
判定は、48–47, 48–47, 49–46でマカチェフのライト級王座防衛でした(ボルカノフスキーはフェザー級王者のまま)。最後の49-46ってのが納得いかないかな。審判団は、やはりライト級王座のマカチェフびいきに偏見が行ってしまっていたのだと思う。
こんな5Rでした↓
1R. マカチェフが警戒しまくる。スタンディングのみで最後にグラウンド。ボルカノフスキーがマカチェフから左ストレートでダウンを奪う場面も。
↓
2R. マカチェフが身長差をいかした左ニーで、前かがみで”バタフライフック(そんな言葉あるんですね)”をねらいにくるボルカノフスキーを狙う!1Rと一転して、距離をつめるのはマカチェフになる。
↓
3R. マカチェフの左ミドルが効き始める。イイ感じでスタンディングをやっていたボルカノフスキーが交代しはじめる。でもマカチェフのグラップリングは、ボルカノフスキーが完封する。
↓
4R. マカチェフのグラップリング攻撃。しかしボルカノフスキーが完全に防御する。
↓
5R. スタンディングオベーションでラストラウンド。ボルカノフスキーが右ストレートでダウンをとり、パウンドっぽくなったところで試合終了。
概して、ボルカノフスキーはライト級で全然通用するし、マカチェフをここまで追い詰められる選手は、現在のライト級には居ないだろう、という貴重な情報の得られた試合でした。
つまり、オリベイラも、マクレガーも、ゲージ、チャンドラーも、ポリエも居ますが・・・それらを抜いてボルカノフスキーがライト級1位(王者の一歩手前)になる実力は実証された、と言える試合でした。
ウソだと思うなら、マカチェフと戦わせてみればいいよ。マクレガーとか・・・
そのくらいボルカノフスキーがすごかったです。
・・・・・
それでは、今回はここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。m(_ _)m
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